概要
日本ではなかなか報道されることがない世界の様々なニュースや意外な事実が、筆者の自他知見や取材、確かな裏付けがとられた情報をもとに紹介されている。
2021年の東京オリンピックが海外でどのような受け止め方をされたかをはじめ、国際的な危機への国戦略、コロナに直面した世界のその後、日本の文化や評価に対する意外な展開エンターテインメントの最先端まで。
個人的におもしろかった内容
欧州はエコ大国ーそれは大ウソ
ヨーロッパの人々って環境に対する意識が高く、エコな生活を率先して行っているというイメージがある。
だが、実際は、ごみの分別も超適当で、環境対策は進んでいるどころかいい加減にもほどがあるらしい。
よくあるごみの分別はこんな感じらしい。
・燃えないゴミ(カン、ビン、プラスチックなど)
・紙
・生ごみ
・庭の草や木
・布
・それ以外(埋め立てれるもの)
たしかに大雑把。
日本すごいぞ。
日本でDXが進まない理由
大きな理由は、ヨーロッパに見られる人件費の高さと労働習慣がないため。
ヨーロッパは人件費が高い。その割に熱心に働かない。そのため、いかに短時間で成果を出すかが重要。
経営側はシステムを導入してうまく回るようにするしかない。結果、日本よりもアナログな国が多いヨーロッパでデジタル化が進んでいる。
そのような環境が日本にはなく、効率化や付加価値の増加という動機が薄い。
だから、デジタル化が進みずらい。
ただ「DX」という言葉がバズワードとしてトレンドになって終わってしまう。
欧州の人は東京オリンピックをガン無視していた
そもそもオリンピック競技のほとんどは、欧州の中流階級以上の比較的裕福な層がやるスポーツが多い。
体操、陸上、水泳、陸上、マラソン、フェンシング、新体操、テニス、野球、、、
日本のようにほとんどすべての学校にプールがあるような国なんてヨーロッパにはない。
そら興味ない人も多くて納得。
オリンピック関連のニュースは新聞の三面記事以下の扱いだったらしいし、聖火リレーの話題は、皆無だったそうな。
欧州では専業主婦でいることは恥ずかしい
専業主婦であっても「私はこのような非営利団体で活動しています」とか、何かしら社会貢献活動にかかわっていることを主張しないと「無能な人」というレッテルを貼られる傾向にあるらしい。
そのため、育児家事は外注し、地域の活動に積極的に参加する富裕層も多い。
イギリスのコロナ対策のポンコツっぷり
イギリスは、初期のコロナ対策において、政府やアドバイザーが「マスクは全く効果がない」と主張。
また、ソーシャルディスタンス確保の呼びかけも非常に遅かった。
そのころ日本や、中国などの東アジアでは、部屋の換気やソーシャルディスタンスの確保、また、飛沫の分散シミュレーションなどが行われていた。
日本人は、日本政府の対応が遅いだとか効果がないだとか、あーだこーだいう人も多かったが、それでもイギリスをはじめとする欧州諸国に比べると、なかなか迅速に対応した方なのではないだろうかと思う。
フェイクニュースの見分け方
筆者が紹介するフェイクニュースの見分け方(一部抜粋)
- 異常に人気がある(ページビューやいいねが多い)
- 書いている人が匿名
- 左から右へ流れるGIFアニメを設置
- なぜか仮想通貨を推している
- サラリーマンを非難してフリーランスを称賛
- 「たった1日でなんちゃら」系
- とりあえず意識が高い
- 頻繁に白いシャツの人が出てくる
学び
情報を鵜呑みにしない。
基本疑って見るべし。
日本と海外では、同じ事柄に対することでも捉えられ方、報じられ方が全然違う。
幅広い情報に触れて判断するべし。
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