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【読書】究極のBtoBマーケティング ABM #17

目次

読んだ理由

現場でABMへ舵取りが進んできている。

Salesforceへの落とし込みも求められる中でまずはABMの基礎と本質を知ろうと思った。

ABMを詳細に解説している書籍は少ない印象。

少し前の書籍だが今に通じる考えも多いのではと思い購入。(実際読んでみてもそう感じた)

メモ

Account Based Marketingの定義(本書内)

全社の顧客情報を統合し、マーケティングと営業の連携によって、定義されたターゲットアカウントからの売り上げ最大化を目指す戦略的マーケティング

第一章

法人だけに注目するということでない。

あくまでターゲットアカウントに所属する個人にどうアプローチするか。

営業が追いかけたい企業と部署だけにフォーカスしてマーケティング。
営業がフォローしたい案件だけをスコアリングする。

養殖している生簀(名寄せや営業対象外を排除したデータ)から捕りたい魚だけを銛でつくイメージ。

この生簀(デマンドセンター)がないとABMは実現できない。

日本企業あるある

マーケティングと営業

マーケティング創出した案件(MQL)を営業がSALとしてフォローしてくれない。
フォローしてくれたかどうかのフィードバックもない。

日本企業の特徴

製品や技術ごとに事業部がある。
その製品を販売する営業や販売代理店も事業部内にある。
事業部間の情報連携は薄く、事業部が違えばもはや別会社という見方もできる。

意思決定はボトムアップ(欧米はトップダウン)。
課長クラスが最終購入価格や納期、支払い条件、各ステークホルダーと調整したうえで、稟議書を起案し、部長以上の承認を集める。

つまりターゲットは課長クラス。
課長クラスは何人もいる。事業部単位でもいる。
複数ターゲットをせめる。

集団としても興味関心をウォッチし、その変化を測定(面でとらえる)する。

部下の行動から上司の課題、関心を知ることができ、その集団の行動から企業が向かう方向性が見える。

MAとSFAの関係

  • MA:ガソリン
  • SFA:車

MAは、案件を創出し、営業に安定供給するためのもの。

MAが機能しないと営業案件をパイプラインで管理し、受注率を高めようとするSFAも機能しない。

デマンドセンター

ABMの最難関がデータマネジメント。

様々なビジネスシーンやチャネルで収集したフォーマットの異なるデータを統合し、企業と個人を結び付け、営業対象外を排除し、企業情報に属性情報を付与し、さらにターゲットアカウントにフラグを付ける。

データマネジメントの8つのポイント。

  • ファイルの統合
  • 個人データの名寄せ
  • 企業データの名寄せ
  • 企業と個人の紐づけ
  • 営業対象外、競合のフラグ処理(論理削除)
  • 企業の属性情報付与
  • 製品ごとのターゲットアカウントのフラグ
  • 法令要件の整備

ターゲットの定義方法

まずは市場の特定。

  • S:セグメンテーション(市場を細分化する)   
  • T:ターゲティング(細分化した市場の中で最適な市場を選択する)
  • P:ポジショニング(選択した市場の中の企業や人に自らの立ち位置を説明・宣言する)

次にターゲットアカウント(企業)の特定。
業種や規模ではなくできるだけ企業名で洗い出す。

次にターゲットデパートメント(部署)。
購買にかかわる部署を洗い出す。

最後にターゲットパーソン(個人)。
役職や部署の中で何を担当し、どんな問題解決を担当しているのかなど。
個人名ではない。

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