今回はリストビューで「複数項目を使用してソート」する方法についてです。
リストビューは基本的に1項目でしかソートをかけることができません。
しかし、複数項目でソートをかけたい!そんな時もあるはず。
そんな時は数式項目を作成して対応します。
ソート用項目の作成
今回は取引先責任者リストビューを以下の3つの項目でソートしてみます。
- 取引先名
- 役職
- 年齢
複数項目でソートする際は、それぞれの項目値を連結させる数式項目を作成します。
- 戻り値のデータ型:テキスト(※連結させる項目のデータ型によっては数値)
- 以下の数式を追加
Account.Name &
CASE(Title,
'係長', '10',
'課長', '20',
'部長', '30',
'40') & TEXT(Age__c)
3. 空白項目を空白として処理
上記の例では、ソートの評価の順番としては、「取引先名」>「役職」>「年齢」というようになります。
役職は選択リスト型の項目なので、CASE関数を使用して値によって数値を割り当てることでソート順を決定します。
例えば「ソート順」項目を昇順でソートした場合、「役職」の中でも「係長」が一番上に表示され、次いで「課長」、「部長」という順番になります。
リストビューに数式項目を表示
作成した「ソート」用項目をリストビューに表示し、ソートをかけます。
今回は昇順に設定しました。
まずは「取引先名」が評価されるので、取引先1が上に表示されます。
続いて「役職」ですが、CASE関数を使用して値ごとに数値を設定しているので、
取引先1の中で「係長」>「課長」>「部長」> その他の順で表示されていますね。
最後に「年齢」ですが、同じ部長という役職の中でも年齢が若いレコードが上に表示されています。
まとめ
今回はリストビューで「複数項目を使用してソート」する方法についてでした。
複数項目でソートする際は、対象項目の値を連結させた数式を作成します。
ただ、リストビュー上に表示させる必要があるので、ちょっと見た目不格好になってしまいますね。。。
今回は以上です。
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