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セッションとクッキーの違いを簡単解説!

この記事では、初心者向けに「セッション」と「クッキー」の仕組みや違いについてわかりやすく解説していきます。

目次

そもそもセッションとクッキーって何?

セッションとクッキーは、HTTPを使った通信でデータを管理するための仕組みです。

「この人は誰で、何をしたか」を記憶してくれます。

たとえば、あなたがECサイトでカートに商品を入れたとします。
その状態で別のページに移動した場合も、カートにはあなたが追加した商品が保持されていますよね。
これがセッションとクッキーの役割です。

この仕組みが必要な理由は、HTTPの特性が関係しています。

HTTPは、クライアント(ブラウザ)からサーバーにリクエストを送り、サーバーからレスポンスを受け取るという通信方式を採用しています。この通信は「ステートレス」と呼ばれ、1回目のリクエストも3回目のリクエストも、それぞれ初めてのリクエストとしてサーバーが処理します。

たとえWebページが1秒で表示されたとしても、その間のサーバー接続は一瞬だけです。そのため、リクエストごとにサーバーがリクエストの区別をつけられない問題があります。

セッションとクッキーは、リクエスト間でデータを保持し、サーバーがユーザーを識別できるようにします。

セッションとクッキーの役割

  • セッション:一時的な情報を管理する。
  • クッキー:長期間保存する情報を管理する。
    • ログイン情報など

厳密に言うと、セッションは「セッションクッキー」、クッキーは「パーシステントクッキー」の略です。

項目セッション(セッションクッキー)クッキー(パーシステントクッキー)
保存場所ブラウザとサーバーブラウザのみ
有効期限ブラウザを閉じると削除設定された有効期限まで有効

パーシステントクッキーは「誰が」の情報を取得し、セッションクッキーは「何をしたか?」という情報を取得。
ECサイトのショッピングカートは両方使用している。

まとめ

今回は、セッションとクッキーの違いについて解説しました。

スクロールできます
特性セッションクッキーパーシステントクッキー共通点
保存期間ブラウザを閉じると削除されるブラウザを閉じても残る(有効期限あり)HTTPを使用したデータ管理
保存場所ブラウザとWebサーバーの両方ブラウザのみクライアント-サーバー間の通信に使用
主な用途一時的なユーザー識別長期的なユーザー設定の保存(ログイン情報など)ステートレス通信の問題解決
データの送信リクエスト時に自動送信リクエスト時に自動送信サーバーがユーザーを識別可能に
セキュリティ比較的安全(短期間のみ有効)長期保存のため、より慎重な扱いが必要適切な管理が重要
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某SIer勤務。
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日々の学びをつらつらと書いています。
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Certified Platform DeveloperⅠ
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