質問をする。
仕事をする上でほぼ必ず発生するイベントの1つだが、これが案外難しい。
思ったように相手に伝わらなかったり、質問が長ったらしくなって簡潔に話せと怒られたり。
自分も過去に質問が下手すぎて、上司に結局何の質問でしたっけ?と逆に質問を返されることもしばしば。
そのたびに自分の言語能力の低さに絶望したりもしていたが、よくよく考えれば言語能力など関係ない。
質問をする上で大事なポイントさえ押さえておけば、きちんと相手に伝わり、知りたい答えを得ることができる。
と、思う。
そのポイントとはズバリ、
- どのような理由で何を確認したいのかを明確にする
- 自分はどう思うのかの意見を添える
ということ。
これさえ気を付ければ相手をイライラさせずに、それなりに質の高い質問ができるはず。
実際自分はそれらを意識することでかなり相手にとっても自分にとってもよい質問ができるようになったと感じている。
そもそもなぜ質問下手が問題なのか
そもそもなぜ質問下手がよくないのか。
それは、質問した側もされた側もイライラするから、に尽きる。
質問する → うまく伝わらない → 正確な回答を得られない →
また質問する → 伝わらない → イライラ → 相手もイライラ
これは大問題。
お互いの関係性にも響く問題であり、作業効率も落ちるしストレスは溜まるしいいことなし。
質問下手を解消する2つのポイント
1. どのような理由で何を確認したいのかを明確にする
質問には必ず理由がある。
まずはその理由を明確にすること。
なぜなら、質問の背景を明確にすると自分が何を確認したいのかがはっきりするから。
例えば、「これが分からない、だから知りたい」みたいな感じで。
そんなもの意識しなくても質問できると言うもいると思う。
しかし、扱っている内容が高度になればなるほど自分がなぜこの質問する必要があるのかを置き去りにしてしまうことがある。
自分はそのタイプ。
そして最終的に結局何を聞きたかったんだっけ?となり、振出しに戻る。
質問は、あくまで何かしらの理由があって、その次に聞きたいことがあるもの。
なので、まずは質問の背景を明確にする。
以下に質問の背景としてよくあるパターンを4つ挙げてみた。
- 迷っている
- 忘れてしまった
- 認識合わせをしたい
- 助言が欲しい
仕事で質問する場面があったら、その質問はこれらのどれに当てはまるのかをまず確認。
自分が何に困っているのかを明確にする。
そうすると何を聞きたいのかが見えてくる。
2. 自分はどう思うのかの意見をそえる
2つ目のポイントは自分の意見を持つこと。
この目的としては、
- 自分の考えと相手の考えの差異を認識できる
- 相手をイラつかせない
が挙げられる。
当たり前だが質問する前に、まずは自分で考える。
そして質問する際は、その考えを添えた上で質問する。
「こういう理由で自分はこうだと思うのですが、いかがでしょうか?」みたいな感じで。
そうすると自分の考えが相手の考えとどれだけ差があるかが分かる。
例えば、自分がこうだと思って質問した内容に、上司が別の全く別の回答をした場合、自分と上司との間にはそれほどの認識の違いがあるということ。
そうゆうところで自分はまだまだだなあ気づくことができる。
また、上司と同じ考えであれば、上司と同じようなレベル感で物事を考えられているともいえる。
自分で考えを持ったうえで質問することは自分のレベル感を知る指標になるということ。
そして、肝心なのが自分の考えを添えることで、相手をイラつかせずに済む。
自分の考えを伝えずに質問すると、「質問する前にまず自分で考えろよ」と、質問された側はイライラしてしまう。
すべての質問に自分の考えを添える必要はないが可能な限りは伝えた方が印象がいいと思う。
結論
相手をイライラさせなければなんでもいい。
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